2019-20年度クラブテーマ
皆で仲良く奉仕活動
第940回例会 12:30点鐘
令和2年1月21日(火)
点鐘:武村和夫 会長
進行:神頭憲司 クラブ管理運営委員長
ロータリーソング
「手に手つないで」
4つのテスト唱和
お客様紹介
ファスティングカウンセラー 齋藤 丈嗣 様
会長挨拶
武村和夫 会長
最近多くの週刊紙に薬の副作用の記事がしばしばみられます。これは国民の健康意識が高まり、医療や薬に対する関心が深まっていることの現れであり、一般的にはとても良いことと思います。
しかし、その記事の内容には週刊紙の売り上げ増を目的にこと更に読者の興味をひく点だけを強調していて、読者に誤解を与えるものがしばしばみられます。
日本でも世界中でも最も多くの人に投与されている薬にスタチン系の高脂血症治療薬があります。メバロチンとかクレストールとかリポバス等々の薬で量も効果があり、最も副作用が少ないことが科学的に証明されています。会員の中でも服用している人もいらっしゃると思います。
ところで、週刊紙では「これらの薬を飲んでいると筋肉が溶けてしまって寝たきりになり、最悪の場合は死んでしまう」から服用してはいけないといった記事が出てきます。これを読むと誰でもこれらの薬が怖くて飲めなくなってしまいます。1万人か10万人に1人ぐらいの割合でこういう副作用で出現することは本当です。
全ての医者は稀にみられる横紋筋融解症というスタチン系の薬の副作用であることはよく知っています。更に突然に筋肉が溶けることはなく、そのずっと以前に筋肉痛が現れ血液の検査で横紋筋融解症の前兆である異常が出現するので、スタチン系の薬を中止します。このような副作用が出てしまうことは滅多になく、殆ど全ての人には副作用が出現しません。
こういった記事でこの薬は飲んではいけないということは現実的ではないと思います。
又「医療先進国では、使われていない薬」と週刊紙に書かれている薬にアリセブトというアルツハイマー症治療薬があります。医療先進国というのは、フランスのことを指していると思われますが、1年程前にフランスではアリセブトは「高価な割に効果が少ないこと」と「時に認知症が悪化することがある」との理由で医療保険の適用から除外されています。フランス以外のアメリカ・ドイツ・イギリス等の医療先進国では医療保険の制度で投与することが勧められています。
私自身も多くの患者さんに投与していますか、効果があることは確かな事実です。
時にはみるみるはっきり効果が出てくる患者さんも居て効果が確信できますが、中には効果が余りはっきりしない人も居ることもあります。時に5年とか10年とか長期に投与を続いている内に患者さんが怒りっぽくなってしまうことがありますが、その時は中止したり、他の薬に変えれば治ってしまいます。
本当は副作用がない薬が理想ですが、効果がある薬には何らかの副作用があるというのが現実です。医者は薬を処方する時に効果と副作用をよく理解した上で患者さんの病気に最も適切な薬を選んでいます。信頼できるかかりつけの医者を決めて色々相談しながら病気の治療を続けてゆくことが良いと思います。
幹事報告
永杉隆介 幹事
委員会報告
横井子ども食堂設立委員長
例会後打合せがありますので是非参加ください。
ニコニコボックス報告
- 武村会長
1/19の千葉市医師会囲碁大会において3位に入賞しました。今一つパッとしない成績でしたが、ゴルフコンペよりはましでした。本日の卓話者、齋藤様どうぞよろしくお願いいたします。 - 永杉幹事
齋藤丈嗣様、本日はお忙しい中当クラブ卓話にお越しいただきありがとうございます。成果を出し続けているファスティングのお話楽しみです。 - 岡田会員
4/2(木)房総カントリークラブにて、誉田ゴルフお花見コンペを開催します。ご参加よろしくお願いいたします。
例会風景
下記画像をクリックでフルスクリーンスライドショー